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納豆は「産地ロンダリング食品」、韓国産キムチは中国産…産地をごまかす食品業界の闇
私たちが日常的に手に取る「国産」や「韓国産」といった表示の食品には、実際とは異なる産地で製造された“ロンダリング食品”が存在しています。薬草学研究科の織田剛氏によれば、納豆はその典型例で、中国で製造されたものを国内でパッケージ詰め替えし、「国産」として流通させるケースもあるといいます。さらに、添加物を含む付属のタレや、発酵の質が低い“ニセ納豆”の存在も指摘され、見た目だけではわからない問題が潜んでいます。
韓国産とされるキムチにも同様の構造があり、中国で製造されたものが韓国を経由して再輸出されている実態があるほか、人気の高いノルウェー産サーモンも養殖による大量供給の裏で、粗悪な餌や着色料が使われているケースがあると警鐘を鳴らします。
消費者がロンダリング食品から身を守るためには、原材料表示の確認や、有機JAS認証、非遺伝子組み換え表示のある商品選びが有効です。また、価格の安さだけで選ばず、製造過程や信頼できる販売元を見極めることが重要です。さらには、納豆や漬物などを自宅で手作りすることで、安心かつ本物の発酵食品を楽しむ選択肢も広がります。見えない裏側を意識し、賢く食を選ぶことが求められています。
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